2009年を振り返って

2009年12月05日 | by TAK. KASHIYAMA

この一年も残り一箇月となりました。

会員の皆さんは今年をどの様に総括なさるでしょうか?以下にこの一年から何を学び、来年に活かしていけるかを我見ですが考えてみましょう。

昨年のいわゆるリーマンショック以来の世界経済の落ち込みは、瞬時に世界を駆けめぐりいかに世界の連鎖が緊密なものであり、あるいは逃れられないものかを腹を立てながらも感じましたね。ただ問題はその経済的影響が我が国でもっとも大きく、長く、深いものであることの理由をよくよく考えて見る必要があります。大小問わず、個々の経営責任を担う私ども経営者は自社の経営結果を他人のせいにする事は許されませんし、歯を食いしばっても企業を守り、社員を守り、地域を守り、日本を守って行かねばならぬとは思いながらも、超特大の地球全てを覆う異常気象的な出来事ですから天災に対する日本人の歴史的に見られる「あきらめ」も分からなくはありません。

でも対策を講じ、未来での再発を防ぎ、今の危機を一日も早く回復させなくてはなりませんし、子供達の未来に、我が国日本に安心できる未来を残さなくてはならないのも、過去に日本経済の成長の恩恵をもっとも受けた世代である我々の責務でもあるでしょう。

この国益、未来への責任をもっとも強く認識して貰わなければならないのは、国会議員から地方行政に当たる「税金」の使い方を決めている皆さんだと私は思います。

特にこの8月30日の総選挙において日本は初めて「政権交代」を選択し、鳩山内閣が初動の時期にあります。まだまだ「ハネムーン」期間として評価を急ぐのは控えるべきでしょうが、可能性の山とリスクの谷の両方が見えます。

日本をどの様な国にするのかの「大方針」がない中で、マニフェスト原理主義のような言動も国内外での我が国に対する「不信」を急速に高め、しかも二重権力構造のなかで想像以上に特定の人の意志の影響が大きすぎるのは情けないことだと思います。

結果、他の国が回復しても日本株だけは下がり、円高容認の様な姿勢、また過度に派遣労働のような仕組みに規制をかけると、日本から製造業は亡くならざるを得ないほどの状況を生み雇用を更に悪化させてしまい、地域経済の回復は望みにくい事になります。

とにもかくにもこの一年、国民の心は迷い、人心は荒れ、デフレ経済の入り口に立ち、新しい年にも甘い期待は持てそうもありませんが、会員諸兄、長年の経験を活かして「褌を締め直し」次世代に「我が恥」を残さぬように世界を視野に、歴史に学び、他人の責にせず、新しい年の有り様をこの年末に考え、我が身・我が社の行く末に自らの手で「光」を灯すことが出来るようにしたいものです。